「一流の画家はなぜ長寿なのか」
をタイトルに惹かれて読んでみた
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霜田里絵 サンマーク出版 2018-06-19
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前提として、
当然短命な人(場合によっては自殺)もいるけど、
長命な画家の共通点を探る、というのは面白い試みだと思います。。
で、どんな共通点があったかを脳神経の著者がひも解いていくわけですが、
医学的な見地は本を読んでいただくとして・・・
この中で特に興味を持ったのが、画家の熊谷守一氏。
この方は、本に出てくる他の画家達とは違って
晩年は自宅から出ずにほとんど庭で創作していたらしい。
(他の方々は基本、情熱的で、アグレッシブ)
以下は、氏の発言やエピソード
’石ころ一つとでも十分暮らせます。
石ころをじっとながめているだけで、
何日も何月も暮らせます’
「一流の画家はなぜ長寿なのか」 より引用
また、
’写生旅行で名所に連れていかれても、
道ばたの草や花、畑の馬や烏を描いたという。
晩年も生き物や植物、
何気ない身の回りをじっと見つめて、
描きたい時だけ描いた。’
熊谷守一美術館 HP より引用
もちろん、刺激を求めて外や新しい発見、出会いが
脳を刺激→衰える事なく長寿
というのが図式としてはわかりやすいけど、
派手ではなくても、身近な人や物事に丹念に心を注げば、
それも脳や精神に大きな良い刺激を与える可能性も感じられます。
(興味があればフットワークを軽くして、
自分の好奇心や情熱を満たすのも素晴らしいことです。)
なかなか外の世界に出られなくて悩んでる方は
まずは身近な家族・友人、物事に目をしっかりと向けてみたら、
と思います。
だいぶ、本題と脱線したかも(;’∀’)
他にも共通点の詳細や、
テロメアについてもあったけど、
読んでからのお楽しみ、ってことで( ´∀` )
※熊谷守一美術館の場所を調べたら
自分が以前住んでいたところの笑えるほど近所やないか・・・